食事と体。お金と心。|私がどん底の悪循環にハマった話とそれが生きてる話

皆様こんにちは
YOGA studio Lightのかなえです。

4月も1週間が過ぎ、佐渡も少しずつ桜が咲き始めました。
皆様のお過ごしの地域はいかがですか?

天候が落ち着き始めた3月末ごろから、
私は佐渡の地形がよく見える我が家の畑で花壇の整備や土地の整備、ガーデニングを始めました。

GWごろに皆様とこの畑でヨガができたらな。

そんなことを考えながら過ごしています。

今日のブログのテーマは「食事と体。お金と心。」
私がどん底の悪循環にハマった話とそれが生きてる話です。

私にとって食べる時間はすごく大切なのですが
みなさんにとって食べる時間はどんな時間ですか?
そして自分の理想はありますか?

なぜ大切かというと、
私にとって食べる時間は私自身の体をつくり、私自身の心を満たし、豊かにしてくれるからです。

そして私の理想は「自分らしさ」を楽しみ、豊かな生活をおくりたいと思っています。

食事の時間は今の私にとって「自分らしさ」を楽しみながら、
食材選び、食材の色合いや合わせ方などの料理の見た目や作る工程、食べて「おいしい!」と感じる時間が心も体も豊かな気持ちにさせてくれるものなのです。

そんなことを踏まえて今回はまず、
私が29年の人生でどん底にハマった始まりの出来事のお話をしていきたいと思います。

私は昔、ヨガイントラを目指して転職したての頃
お金がなくてただ「空腹を満たす」ものとして半年ほどかなり雑な食事を摂っていました。

内容は業務スーパーで売っている安くて大容量のもやし、おつとめ野菜、
30円の豆腐、100円ちょっとの卵、乾燥わかめ(水で戻せば増えるから)
100円ちょっとの6食パックのインスタント味噌汁、3パック50円の納豆

これが私の鉄板食材(笑)
お米は実家から送ってもらえていたのでなんとかなりました。

お腹がすくと精神的に辛いので、何とか満たせれば…ということで
スポーツクラブの深夜業務だったこともあり、お昼まで寝て朝昼ごはんはおつとめ野菜と卵のスープとご飯。

夕食は仕事の休憩時間にとっており、スーパーの30円の豆腐とボイルもやし、インスタント味噌汁に増えるわかめでかさ増しをして時間を持て余すと食べたくなるので食べてすぐランニングマシンに乗って30分走る。

帰りに24時間スーパーで余りものを買いに行き、超空腹な私はお肉や美味しそうなケーキが食べたくて、でも我慢しておつとめ野菜ともやしや豆腐を買って帰るという、心も体も満たされない生活を送っていました。

でも、その時わたしは「痩せたい」と思っていた長年の夢が叶いました。
でもその時の私の心は満たされていなかったので「まだまだ太ってる」そう思っていましたが周りからは「病的な痩せ方」、「心配だから御馳走するし食べて」と気を使われていました。

私の心は飢えていたので「なんで応援してくれないんだ」「やめろと言われてもせっかく瘦せたんだし。」と感謝の傍ら思っていました。

身体はというとストレスから何年もの間、便の緩さと便秘を繰り返してホットスタジオで働いていたのに体は冷えてひどいPMSや生理痛、謎の胸の痛みとイライラという症状が現れていました。

この時の食事が自分の体や心を蝕み、思考をマイナスな循環へ進めてしまっていることにようやく気付いたのは佐渡島に帰ってきてから。

人の目を気にしてスポーツジムでの仕事が苦痛になっていた私はコロナや親の体調不良を理由に佐渡へ戻りました。当時56㎏だった体重はリバウンドして65㎏になっていました。

すべてにおいて億劫。自分に自信がない。人とかかわるのが怖い。お金がない。安心したい。漠然と怖い。この感情から解き放たれたい。これが私の当時のマインド。毎日無いもの探しをしていた時期。

自分のことを誰かに認めてもらうことで安心感を得ていた私は人の表情を見るのが怖くなります。
自分を満たすためにお金を払って欲しい服や物を手に入れて満たしていく日々。「あいつ大丈夫か?」とも思われたくないから必死で隠していました。

次第に家族との関係も自分とちょっと意見が食い違うと否定された気持ちになり、キレる。無視する。当たる。を繰り返すようになり、また自己嫌悪に。

でも、ここまでくるともう自分ではどうすることもできないくらい感情が抑えられなくなってしまっていたのです。頭の中は負の感情で満たされ「あの人はいいな」「自分は何もない」「一生このままなのか」全部自分で決めるのが怖くて他責の毎日。誰かのOKで酸素を得ていて、その酸素が薄くなるとたくさんの酸素を求めないと生きていけない自分に気づいていたけど、変えられなくて苦し日々でした。

当時を客観的に振り返ると自分を満たすということは、人にいい顔をすることではなく、見栄を張ることでもなく、人を怒らせないことでもなく、自分で自分にOKを出せるようになることが体の枯渇も心の枯渇もお金の枯渇も潤してくれるんだなとその体験をもって感じます。

「誰かを助けたい」と思ってスタートしたヨガの仕事。
このどん底の経験で、自分のコップを自分で満たしていく事で人に愛を与えられるんだなと学ぶことができました。だからどん底経験はちゃんと宝物になるのです。

2024年新年早々、大きな震災が起こり佐渡は3メートルの津波警報が出されました。
私の家は海沿いなので非難しました。

その時ふと、私にとって大切なものは反射で手に取ったもの、とっさの判断で浮かんだものだけだなと感じました。

何日か経って余震と心の不安が落ち着いてからクローゼットを整理しました。

当時自分を満たすために購入した服や着ないけどとっておきたい服は着てみると案外ときめかないもので。パンパンだったクローゼットから必要な服だけを残し、30着ほど手放しました。

「この人に嫌われたくない」そう思っていた人間関係も自分で断ち切ってみたら心のゆとりが生まれて、新しいものが入ってきました。

それは、
「食事を味わうゆとり」
「家族との時間」
「お金は自分を豊かに、そして誰かに良いものを提供して豊かにするためのもの」
「変化を受け入れてもいいかな」というマインドでした。

どん底の時何とか立て直したくてやっていたことは自分はどんな人間なのかをまず知ること。

月額300円の占いで自分はどういう性質の持ち主なのか、そこに書いてあることが自分にあてはまるのかをやってみたり、自分は何が得意で好きで、何がやりたいことなのか、それは人にOKをもらいたくて選んでいるのか自分がやりたいことなのかを見極め、知ること。それができたと思うし、自分はこんなところがあるという安定した土台を踏んで人とコミュニケーションが取れると楽に一緒にいられる。そして、自分が豊かな気持ちでいるから人に愛を与えられるし、人から愛を受けられる。

そして自分が満たされてくると考え方も余裕が出てくるようになって、ヨガやアーユルヴェーダの教えにはそこでまた改めて自分を知り、価値観を広げ、安心させてくれる助けとなりました。

昨今はSNSが普及しているため、いつでも人と自分と比べたりスマホの中の世界が自分の世界になりやすい。そして多くの人が「イイね!」しているものが良いんだ!となりやすいけど本質はいかがですか?

あなたはどうですか?満たされていますか?

今まであった全ての悪い出来事も伏線回収してみると案外いい方向へと進んでいるものです。
だから悩みの期間は人それぞれだけど必ず良い方向へ向かうことができると安心して、自分とコミュニケーションをとって、自分という土壌を耕して整備して頂きたいなと思います^^

長くなりましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

WRITER

この記事を書いた人

井出 かなえ kanae ide

経歴:介護士としてご利用者様の機能訓練に携わる。その後はスポーツクラブにてインストラクター業をスタート、RYT200を修了・Lesmillsインストラクターとして3年間グループレッスンとマシンジムスタッフを経験する。故郷である佐渡島に帰郷し「 YOGA studio Light 」をオープン。2023年春に宮古島にて2回目のRYT200を修了。佐渡島を中心に現在も活動中。
ヨガ歴9年・指導歴6年目 / 資格: RYT200修了・介護福祉士・初任者研修修了